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保有設備

高性能な真空プレス機の導入
高性能な真空プレス機の導入
ゴム製品を成型するには、熱で溶かしたゴム材料を金型に流し込んだ後、圧力で固めて形を作ります。この金型内を真空にする機能を搭載したものを「真空プレス機」と言い、当社はPAN STONE社製の高性能な真空プレス機(ツイン金型タイプ)を導入しています。

当社が保有する真空ゴムプレス機の特長

薄皮波形状の成型に対応可能

薄皮波形状の成型に対応可能
従来型のプレス機で薄皮波形状のゴム製品の成型を試みた場合、仕込みゴム材料自身が金型の隙間をふさいでしまい、ガスやエアーが逃げ切れないまま取り残された状態になります。その結果、製品に穴が開いてしまったり、製品の先端まで成型されなかったりする等のショート不良や寸法不良が発生します。
一方、真空プレス機を使用した場合は、コンプレッサーで金型内を真空にすることによってガスやエアーの残留を抑えられますので、薄皮波形状等の特殊形状であっても成型加工が可能です。

タッチパネルガイダンスを搭載

真空プレス機にはタッチパネルガイダンスが搭載されていますので、成型難ゴム製品でも安定した製造が可能です。
従来型のプレス機による成型は、ゴム材料や金型の大きさに合わせて「材料注入時間」や「金型送り速度」等の各条件をダイヤルでそれぞれ設定しますので、手間がかかります。
一方、タッチパネルの場合はガイダンス(案内画面)に従って最低限の数値を入力するだけですので、複雑な操作は不要です。また詳細な成型条件の設定もでき、その情報は常に記録されますので、同製品の成型を行う場合は前回の設定を読み込むだけで作業を進められます。
タッチパネルガイダンスを搭載

大幅な納期短縮とコスト削減が可能

従来型のプレス機は、成型した製品を金型から取り出す際に外気に触れ、金型温度が急激に低下します。
一方、真空プレス機は金型を真空装置(釜)で覆っているため、金型の保温機能が高く、製品取り出し時の温度低下を抑制できます。その結果、成型時間が大幅に短縮され、従来型のプレス機と比較すると製造リードタイムが28分短縮されました(下表参照)。また、製造リードタイムの大幅な短縮はコストの削減にもつながりますので、その分のコストをお客様に還元することができます。
ブッシング(量産品製品)1ロット 100個製造した場合の加工時間の比較
プレス機のタイプ
受注
材料受入
材料裁断
成型
バリ取り・検査
合計所要時間
従来型

10分
84分
15分
109分
真空

10分
56分
15分
81分

設備一覧

名称
仕様
台数
真空プレス機
250t
2台
プレス機
100t
9台
70t
1台
60t
1台
エアーブラスト(サンドブラスト)
1台
真空プレス機
真空プレス機
プレス機
プレス機
エアーブラスト(サンドブラスト)
エアーブラスト(サンドブラスト)
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